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筑波の最終コーナー問題

昨日は「筑波サーキット安全研究会」の今年最初の会議がありました。
同会はその名の通り、筑波サーキットの4輪競技会の安全について、主催者とサーキットの代表者が集まり研究を行っている会です。

その会議において、ここ数年、主な議題として挙げられているのが最終コーナー問題です。
筑波サーキットで競技に参加されている方であれば、レギュレーションやブリーフィングで脱輪のペナルティ(L項違反)について説明を受けているかと思います。
国際モータースポーツ競技規則付則L項の第2条c)には以下の規則があります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ドライバーは常に走路を使用しなければならない。疑義を避けるため、走路端部を定めている白線は走路の一部と見なされるが、縁石は走路の一部と見なさない。
理由の如何にかかわらず車両が走路を退去した場合、下記2.d)を侵さずにドライバーは再び合流することができる。しかしながら、その再合流は、それを行うことが安全であり、その実施によって優位に立つことが無い場合にのみ実施できる。走路に車両の一部分も接触していない状態であれば、走路を退去したものと判断される。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

特に筑波の最終コーナーは脱輪のペナルティが最も出やすい場所なのですが、そもそもの原因は2006年から縁石のさらに外側が舗装されたことによるのでは、との議論が行われています。
参考までに2005年と2006年の最終コーナーが写っている写真を掲載します。

こちらが2005年です。
2005tsukuba_saisyu.jpg

こちらが2006年です。
2006tsukuba_saisyu.jpg

筑波サーキットは2輪も4輪も走るため、縁石がかなり以前からフラットなものになっています。
(デコボコなタイプですと、2輪が縁石に乗った時に転倒事故を起こす可能性があるため)
そのため、縁石に乗ることのタイムロスが無いため、コース幅を広く走ることがタイムアップの基本ですので、ある意味で縁石を使うことが当たり前になっています。

縁石の幅であれば白線から4輪ともはみ出す(=走路を退去する)ことはなかったのですが、2006年の改修により縁石の外が舗装されたため、白線からはみ出す車両が多く見られるようになりました。
ドライバーにしてみれば、コース幅をより広く取れるようになるので、それを利用する手はないと思うのも無理はありませんが、これは大変危険な行為でもあります。

筑波サーキットの敷地は元々広いとは言えず、最終コーナーの出口をはみ出すとすぐにスポンジとタイヤバリアが待ち構えています。
また、それを避けようと急ハンドルと急減速でスピン状態に陥り、反対のピットレーン側のコンクリートウォールに接触する事故も少なくありません。
どのサーキットでも最終コーナーは危険なので、あえてシケインを設けるサーキットも少なくないのですが、筑波は最もスピードが乗るコース設定になっています。
それにも関わらず、2006年から舗装部分を増やすことで、コーナリング速度が上がり、コーナー出口がエスケープゾーンがほとんど無い部分になり、危険性を高めているという議論になっています。

もちろん、主催者側として放っておくことはできませんので、少しでも危険を減らすため、ブリーフィングで脱輪のペナルティについて再三注意をしているのですが、全ての参加者が徹底しているとは言えない状況が続いています。
縁石の外側の舗装をやめて、元通りの芝生に戻すのが手っ取り早いとは思いますが、元々の経緯として、縁石の外側をはみ出す車両が土を掘ってしまい、コースが汚れたり、補修に手間が掛かるのを防止するために行った策なので、それも簡単ではないとのことです。
舗装部分をスリッピーにしたり、デコボコを設けるのも案ですが、それが原因で事故を誘発しては元も子もないですね。
エスケープゾーンを広げるのも物理的に難しいところです。

つらつらと書きましたが、結局、良い解決策が見つからないので、何年間も同じ議論が続いている訳です。
重大事故が発生する前に、そろそろ良い解決策が見つかると良いのですが・・・
サーキットを走る皆様には、現状のリスクを理解していただき、安全のためにルールの順守をお願いします。
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